あげそげコラム

一覧はこちら

コラム掲載号:20180511

ゼロ歳からのジャズ

 赤ちゃん連れで音楽が楽しめる素敵なコンサート=ゼロ才からのジャズコンサートが5月19日(土)①11:00~11:45と②14:00~14:45の2回(開場は20分前)淀江のさなめホール・イベントホールで開かれる。

 子育て中のお母さんはなかなかコンサートに行けない。周囲に迷惑をかけてはと思うからだが、このコンサートは少々の迷惑はお互い様と許しあってストレスを解消しようというもの。しかし案ずるより産むが安し、ジャズが始まると赤ちゃんを含めてピタッと静かになるのだそうだ。

 

 

 前売券は大人千五百円、子ども(0才~小学生)三百円(当日は二百円増し・前売り完売の場合はなし。前売券は米子市各文化施設・今井書店各店・アルテプラザ・アトリエYuriなど)シート席・椅子席あり。全席自由。

 演奏はピアノ・クニ三上さんとベース・ドラムスのトリオ。車で全国を駆け巡る。

 クニ・三上さんは東京生まれ、19歳でニューヨークに渡り、デューク・エリントン/ライオネル・ハンプトン楽団等の名門楽団で演奏するなど、ニューヨークで活躍中。日本へ帰国した機会に、全国各地で演奏する。

 ジャズのスタンダード曲の他、クラシックやアニメ曲もジャズにアレンジし「エリーゼのために」「シングシングシング」「美女と野獣」なども。三世代、四世代一緒に楽しめるコンサート。大人だけでもOK。問合せ090-2299-8945

 

 

生田長江の展示会

 

 生田長江の著書や書簡、色紙、自筆原稿、長江が使用していた革かばんなどが、日野町図書館で展示される。5月一杯の予定。

 生田長江(ちょうこう)は1882(明治15)年日野町生まれ。明治から昭和11年に歿するまで評論家・作家・翻訳家として活躍した。中でも女性の人権確立運動の最初のうねりである『青鞜』の活動をお膳立てし、ニイチェ全集を初めて完訳するなど大きな足跡を残した。夏目漱石、森鴎外らに直接指導を受け、また弟子として育て、あるいは影響を与えた文学者・思想家は生田春月・佐藤春夫・平塚らいてう・浜田糸衛など40人に及ぶ。

 長江の孫・夏樹氏から筆者が預かっていた長江の所蔵品を、白つつじの会=生田長江顕彰会として、今回、日野町図書館に寄贈するお披露目の展示会。

 5月18日(金)13:00~日野町図書館でギャラリートークも行う。

 

(河中信孝)

↑ページ上部へ