あげそげコラム

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コラム掲載号:20180427

日本最高級のホルンコンサート

日本最高級のホルンコンサート

 

 鳥取ホルンアンサンブルが結成されて十周年、メンバーは十六名だが、記念コンサートは今年も、日本最高級のホルン演奏家を迎えて行なわれる。

 ゲストはもとN響の主席で現在東京藝大准教授の日高剛さんと米子市出身で広島交響楽団の渡部奈津子さん(低音奏者=ホルンはいずれも同じ大きさで「バスホルン」とかはないという)

五月四日(金・祝)14:00開演(13:30開場)米子コンベンションセンター・小ホール一般千円・高校生以下五百円。チケットはサウンドらぱん0859-34-5767

第一部鳥取Hアンサンブル16名の演奏でホルン十重奏「葛藤」など。第二部中高生を交えての30~40名による大合奏「星の輝く町へ」(星取県にちなんでRoad to Starry City)ホルン楽曲の著名作曲・編曲者小林健太郎氏に委託して作曲してもらった新作。第三部は日高さん渡部さんの演奏に、鳥取Hアンサンブルが伴奏する。曲目はCMVウエーバー作曲「ホルン小協奏曲」など。※第二部での大合奏参加ご希望ならホルンをお持ちの方はご持参を。

問い合わせ090-2470-2357

 

 

新技術磁気浮上列車

 

 リニア中央新幹線は2014年年末に着工し、問題含みながら、東京・品川―名古屋間を最高速度500キロメートルで、40分間で結ぶ計画だが、未解決の難問もあり、2027年の開通は危ぶむ向きもある。

 ところで「インフラコストの安い磁気浮上列車がIronLevというイタリアの会社で技術的な問題をついに解決したようだ。

2018年2月に発表された特許は、すべて「メイド・イン・イタリー」の磁気浮上式走行装置で、最大の特徴は、既存の線路で使えるよう考案されている点にある。新しくレールを敷設することも、列車を設計し直す必要もない。車輪をIronLevが開発した磁気浮上式の滑走部に交換するだけ。

「つまり新しい車両を作らなくても、世界中の150万km以上の鉄道路線を利用できるようになります」とIronLevの社長、アドリアーノ・ジロットは説明する。

もし、本当に超電導物質を使わずに、列車を安定して浮上させることに成功したのだとすれば、これは画期的で、鉄道輸送に革命を起こすことになり、中央新幹線の技術は一気に古いものとなるかもしれない。

 ジロット氏は「すべてが順調にゆけば、20年からイタリアの都市でこのシステムが稼働しているのを見られるでしょう」と話しているという。

 

(河中信孝)

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