こんにちは!ファイナンシャルプランナーのキムラミキです。このコラムでは、毎回、日常生活の中にある、「お金」に関するテーマについて、わかりやすくお話をしています。
さて、今回のテーマは「障がい児者の親なき後」。
●初夏の兆し
暖かいどころか、暑いと感じる日も多い今年の春。。春は新しいスタートの季節。皆さんはいかがお過ごしになっていますか?
●親なき後
私はファイナンシャルプランナーとして、様々な講演を行っていますが、演題のひとつに、障がい児者の親なき後をテーマにしたものがあります。障がい児者の親御さんが亡くなった後も、障がい児者が自分らしく生きていくためにどのような対策を講じておけばよいかというテーマです。
●対策には…
親なき後のために講じておく必要があることはたくさんありますが、その一つが生活の基盤であるお金の問題。
障害年金の受給の有無、福祉就労か一般就労の選択、生命保険等での遺産形成等々、様々な選択肢がありますが、その中でも就労の位置づけは重要です。
●福祉就労で十分?
確かに、福祉就労でも少額の工賃を受け取ることができます。しかしそれは、将来親御さんが亡くなった後も、障がいのある方が自分らしい生活を送っていくために十分な収入と言えるでしょうか。
●早期の対応
まだ、親御さんが働いている内は、まだまだ先の話と考えているケースも多いもの。しかし、親御さんの判断能力や体力が衰えてしまう前に、早め早めに親なき後への対策を講じておくことが重要です。
●就労移行支援
就労移行支援とは、障がいのある方の一般就労に向けて生活リズムの改善からスモールステップでサポートを行っていく福祉サービス。
今年4月にも、米子市役所前に就労支援事業所、Fine米子オフィスがオープンしています。利用料はほとんどの場合無料です。気軽に見学に出かけてみてはいかがでしょうか。
(キムラミキ)
◆プロフィール◆
株式会社ラフデッサン代表取締役。
笑い(ラフ)のある生活設計のご提案をモットーにコラム執筆の他、セミナー講師、個人の家計改善相談、法人コンサルティング等々多方面で活躍中!
障がい等で学習に困り感のある子供たちの学習支援教室も主宰している。
電話0859(47)4922