あげそげコラム

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コラム掲載号:180323

第15回フルート・フェスティバル

  • コントラバスフルート
    コントラバスフルート
  • (左)フルート (右)バスフルート
    (左)フルート (右)バスフルート
  • (左)ピッコロ (右)アルトフルート
    (左)ピッコロ (右)アルトフルート

 非常に珍しい音楽会があります。それは4月8日米子コンベンション小ホールで開かれます。

 何とフルート愛好家が約45人も集まって「フルートサウンドの魅力」と称して演奏される「フルート・オーケストラ」です。フルートと言っても普通はオーケストラや吹奏楽で使われている、ピッコロ・フルートしか思い浮かびません。ところが違うんです。その他にアルトフルート・バスフルート・コントラバスフルートがあり、合計5種類のフルートを使って、まるでオーケストラ楽団の様に演奏してしまうのです。現在では、ありとあらゆる曲が編曲され全国各地で演奏されることが多くなりました。

 

 主催する山陰フルート協会は、実は1983年に結成されており、今年で35周年を迎えます。定期的な活動はしていたのですが、執行部が「わかとり国体」等の国民的行事の運営に忙殺され、その活動が停滞しました。このところ2年毎の開催で定着しているところです。そして今回が第15回目です。

 

 鳥取県西部から島根の益田市にまたがるエリアで会員募集を行い、5歳から80?歳まで47名の愛好者が集まりました。今回はピッコロ2本。アルトフルート4本、バスフルート4本、コントラバスフルート1本、その他は普通のフルートをそれぞれの曲にあった編成に分けて演奏します。

 

 

 今回取り上げる曲はこれまた珍しく、「名古屋笛の会」が作曲家、三浦真理氏に委嘱したアンデルセンの童話の絵本『人魚ひめ』を題材とした、フルート・オーケストラのための『プリンセス・マーメイド』をお借りし、絵本をパワーポイントで映し出し、絵本の朗読を取り入れながら演奏します。多分ほっこりした一時を感じていただけるものと思っています。その他にもハチャトゥリアン作曲、バレエ音楽「ガイーヌ」より抜粋、オッフエンバック作曲歌劇「天国と地獄」より抜粋等を演奏します。そして島根大学フルート専攻生・鳥取県代表でアンサンブルコンテストの代表となった米子北高校生によるアンサンブルもお届けします。

 

 是非会場へお出でくださいませ。

会場米子コンペンションセンター小ホール
日時平成30年4月8日(日)14時開演
入場料一般1000円 高校生以下500円

 

(山陰フルート協会 会長 小谷幸久)

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