あげそげコラム

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コラム掲載号:20180302

たたらフォーラム三月十一日に

 伯耆国たたら顕彰会は昨年「地方自治の発展向上に寄与」したとして、総理大臣表彰を受けられた。また「日本海新聞ふるさと大賞2017」を受賞された。おめでとうございます。

 大江山の酒呑童子をきったという伝説の銘刀「伯耆安綱の童子切」の話題も賑やかになるだろう。

 そんな中、「伯耆の国たたらフォーラム2018」が開かれる。

 

 

十一日(日)13:00~16:40(12:30開場) 日南町総合文化センター2階多目的研修室(日南町霞785) 0859-77-1111①基調講演13:15~14:45 『江戸期、奥日野の鉄山師たち~鳥取藩家老日記から~』講師/坂本敬司氏(元鳥取県公文書館県史編纂室室長) 講演②『鉄山師文書からみた西木下家の製鉄事業』講師/加地至氏(岡山県立玉野光南高等学校)講演③『日南町砥波のたたらと鉄穴』講師/角田徳幸氏(島根県立古代出雲歴史博物館交流普及課長)主催伯耆国たたら顕彰会。問合せ 090-3639-6446

 

 

淀江産廃専門家会議

 

 今日まで「大山ふもとの環境と水を守る会」は「生活環境影響評価書」に対して、多くの間違いの指摘、地下水・大気・食べ物の汚染への不安などを言ってきたが、環境管理事業センターは科学的根拠を示さずに「安全だ」という回答を繰り返してきた。

 知事は専門家会議を開く意向を示し、「守る会」はそれへの要望を出していたが、それには答えず突然、開催日の4日前に二十三日金曜日の午前、開催との情報が入ってきた。

 委員は四名、①北大教授②九州大准教授③鳥取環境大准教授④鳥取大特任教授 おまけに傍聴者は五〇名に制限。①~③の先生はいずれも建設賛成、④の先生は科学的に明確なご意見の持ち主だが現在の著作が終わるまで会議出席はしない、それでよければ委員になろうと言われたことが分かった。

 そして開催結果は新聞記事の通りだが、反対意見を無視し、このような「建設ありき」の専門家会議が二時間開かれただけで知事の判断材料に出来る筈がない。姑息であり、恥部を隠すイチジクの葉っぱにもならない。知事は漁業権を持つ漁協淀江支部や水を守る会などと面談して、産廃の危険性を認識してほしい。万一処分場強行すれば知事の政治生命に関わる問題になろう

 

(河中信孝)

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