近年古民家などに収蔵された古文書の研究が進みよく目にする。
鳥取県伯耆町上細見の矢田貝家住宅に残されていたおよそ四万七千点の歴史資料が調査されている。 島根大学法文学部「山陰研究センター」は、東京大学経済学部資料室との「…共同研究プロジェクト」を進めてきた。伯耆町では古文書を解読する市民グループの協力が特徴的だが、伯耆町教育委員会の協力のもと、住民参加型の調査スタイルで取り組んできた。
今回この研究の成果を、展示・解説と講演会の形で中間報告する。展示はおよそ三十点。中には、板垣退助が米子を訪れ、自由党米子支部が作られたさまや、山陰電気㈱の趣意書、電化の有様、電話の設置、公共バスの出来方なども興味深い。
企画展示「近代伯耆のタイムカプセル」あさって十七日(日)~二十三日(土)国登録有形文化財「矢田貝家住宅」で10:00~16:00
あさって十七日(日)には島根大生による展示解説①10:00~②13:00~③15:00~講演=板垣貴志(島根大学法文学部准教授)演題「山陰地域の近代化における特殊と普遍」
14:00~15:00問い合わせ 0852-32-6197
レクランのピエツ珈琲
M3(エムスリー)カルチャースクェアは珍しい個人経営の本格派カルチャーセンターで、充実の講師陣が特徴だが、今回、これに付属する軽食・喫茶の店がリニューアルした。
新しい喫茶店の名は「レクラン」意味は「宝石箱」。シフォンケーキが得意中の得意で、そのバリエーションでさまざまなメニューが作られている。営業時間は10:00~18:00日曜休み・祝日は営業。
ケーキはクリームシフォンなど600円。トーストシフォン700円だが、注文の組み合わせにより丁寧な値引きサービスがあってリーズナブル。
ランチは11:30~14:30日替わりで900円(サラダ・ドリンク・デザートつき)カレー、鴨肉、ベーコンなどとメインが替わる。
飲み物は単品なら紅茶・コーヒー、リンゴ/オレンジジュースなどほとんどが400円。
コーヒーはあげそげでもよく目に触れる定評あるピエツ・コーヒーを使用。冷めても/続けて三杯飲んでもおいしいと言われる。ピエツはどこで飲めるのかとよく尋ねられたが、これで気安く楽しめるお店が生まれた。
M3は皆生街道・JR境線ガード沿い。JR境線富士見町駅から徒歩200m。米子市錦町1丁目20の4 マスターは若いカップルで友人たちも若く、M3の生徒さんも気の若い人が多い。筆者もしげしげ通うつもりだが、心の柔軟性を取り戻すために、どうかレクラン=宝石箱に立ち寄ってみてほしい。
★M3
★レくらん
(河中信孝)