あげそげコラム

一覧はこちら

コラム掲載号:20171027

M3カルチャー秋の作品展

 米子で唯一私立の文化教室「M3カルチャースクエア」が十回目の作品展を開く。各種六十に近い講座の中から十一講座が参加。

 バードカービング/ボタニカルアート/パッチワークキルト/ポーセラーツ/タティングレース/ミニパンクラフト/フィギュア制作/楽しい書/仕覆袋物教室/アートスクール「りべらて」/子どもペン字教室と多彩。日本でこの人ありと知られる一流の講師もM3には少なくない。

 

作品展十月二十九日(日)10:00~18:00・三十日(月)10:00~19:00の二日間

《お茶席》は二十九日11:00~15:00椅子席もありお気軽に。

《無農薬野菜・手作り豆腐等の特売コーナー》は三十日(月)10:00~16:00

【会場】M3(すりー)カルチャースクエア(米子市錦町・皆生通境線ガード横)

♪《体験コーナー》マグカップ作り(毎日10個限定・有料)二十九日(日)と三十日(月)いずれも10:00~。問合せ0859-34-2377

 

 

総選挙は終わったが

 

 結果は自公政権の圧勝だった。

その前に、政府は「集団的自衛権の容認」をはじめ、安保法制、共謀罪と矢継ぎ早に打ち出し「戦争の出来る国」に変える方策を、野党から憲法違反を指摘されつつ強行採決を繰り返して成立させた。

 さらに、六月二十一日民進など野党四党が憲法53条に基づく臨時国会の召集を要求したのに、憲法をないがしろにし、これを三か月も放置して、次の国会の冒頭で解散して選挙戦に入ったことだ。

 憲法は為政者の暴挙を国民が縛るためのものだが、為政者自身が憲法順守の義務に違背していると言えよう。立憲主義の否定は法案の是非とはレベルが違う。たとえ保守派であっても許すべきものではないはずだ。

 この選挙で、自公政権は憲法改正発議に必要な310議席以上を獲得した。発議の後に国民投票があるが、問題点が十分浸透する時間を与える保証はない。

 自民党の改憲草案は第九条に自衛隊を書き込むことも問題だが、第九十八条「緊急事態」がある。「…総理…は、我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において、…閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる。」とし、第九十九条では「内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定することができる…」とある。緊急事態となれば、首相が法律と同じものを作れることになる。

 既に北朝鮮に関してJアラートが鳴らされ、国家存立危機の言葉や緊急事態とかに慣らされようとしている今、よく考えてみる必要を感じる。

(河中信孝)

↑ページ上部へ