信号のある交差点で車と同じように車道を直進。車の列に入り堂々と右折!? 道路交通法上「自転車は車両扱い」だが、「間違った認識や自己都合」でルールを守らない走行を市内でもよく見かける。あやふやなルール認識で自転車に乗っている私は反省しきり。
自転車運転安全利用5原則
1車道通行が原則、歩道は例外
2車道は左側を走行
3歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
4安全ルールを守る(☆飲酒、二人乗り、並走禁止 ☆夜間点灯 ☆交差点での信号遵守、一時停止、安全確認
5子どもはヘルメット着用
破られていることが多いこととして「逆走」「手放し運転」「携帯電話を利用しながら」「傘さし」「イヤホンを付けた状態での運転」「無灯火」「一時停止違反」などが挙げられている。気軽にやってしまいがちなことだがいずれも違法行為であり罰則の対象となるため注意が必要だ。
こんなルール知ってた?
自転車は車両の仲間であるため、一時停止標識がある交差点では、
必ず一時停止、安全確認。
「一方通行」自転車も矢印の方向にしか通行できない。
補助標識で「自転車を除く」「自動車・原付」が表示されている場合は
自転車は逆方向にも通行できる。
自転車事故、いつでも起こりうる!
毎朝、中・高校生たちの通学ラッシュに遭遇する。並走、右側走行、信号無視、交差点の斜め横断…。事故は他人を巻き込むことが多い。ここ数年の高校生の事故は右側走行し対抗のトレーラーに跳ね飛ばされ重体。赤信号で横断し車にはねられ死亡。スマホ操作しながら走行、衝突された人は重体。スマホ画面見ながら無灯火で走行、衝突された人は重度身障者となり5000万円の賠償金を命じられたなど多数。
全国の交通事故分析データを見ると令和元年の自転車の事故は67830件。件数は毎年減少しているが、死亡事故は横ばいの227件。便利な乗り物だが「危険と隣合わせ」だ。
最新のルールを知り、守る
ルールは時代の流れで変わる。まずは「正しく知る機会をつくる」ことが社会の責任。子どもの自転車教室だけでなく、大人の教室、親子の教室など種々企画してほしい。みんなの笑顔のために声を上げよう。
笑(しょう)らいふ
代表=看護師・姿勢教育指導士
熊谷 春美 (くまがえ はるみ)
(米子市車尾在住)