先日、家族で出雲市にあるレジャープールに出掛けました。ウォータースライダーや流れるプールもあり、子供達の大好きな場所。
今回出かけた一番の理由は、末っ子次男の身長が120cmになった事。スライダーの利用条件に「身長120cm以上」があり、2年前に訪れた際に長女や長男はクリアしているのに、滑り台が大好きな次男だけ乗れず寂しい思いをしたからです。
以来、そのプールには"次男が120cmになるまで行かない"と家族で決め、毎日のように家の壁に貼った身長計で次男の身長を測っては「もうすぐだね」と楽しみにしていたのです。
午前中に米子を出発し出雲へ。ついにプールに行ける事を喜び、一番ワクワクしている次男。先にランチを食べようと言っても「楽しみでお腹が空かない!早く行きたい!」とソワソワ。
まさかの・・・
いよいよ入館。水着に着替え、一番にスライダーへ。ここでまさかの出来事が。
係員の人が次男の身長を測ると…なんと、身長が数ミリ足りない。「えー!!家で測ったら120cmあったのに…!」と顔が青ざめ焦り出す私達。何回測っても、やはり数ミリ足りない。
「申し訳ありませんが、今日は乗って頂く事ができません」…本当に申し訳なさそうな係員さん。
一方、身長計から動かず立ちすくむ次男。下を向いてギュッと唇を噛み、悔しそうな表情。泣く事も駄々をこねる事もしない、次男の初めて見る顔でした。
(どうしよう…これは大変だ)
オーバーですが、私達家族にとっては非常事態でした。どうやら我が家の身長計に数ミリ誤差があったようです。
詰めが甘かった事を悔い、次男にも、何度も測ってくださった係員さんにも、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
成長と思いやり
スライダーを諦め、流れるプールへ。
内心はとても残念なはずが、気持ちを切り替え、だんだん笑顔になる次男。
さらに「今日はスライダーに乗らない。私たちが乗るのを見たら乗りたくなっちゃうでしょ」と、自分達も楽しみにしていたはずのスライダーを、弟を思いやって我慢し一緒に弟と遊ぶ長女と長男。
手前味噌ながら(なんて優しい子に育っているんだ)と嬉しくなりました。
ハプニングで反省はありましたが、次男の成長ときょうだいの思いやりを感じる事ができました。
次男の身長が120cmになった暁には、今度こそみんなでスライダーに乗ろう!と、今日もまた次男の身長をみんなで測っています。
【PROFILE】 田中 友香理(たなか ゆかり) 1977年2月20日生・B型 大阪市出身・米子市在住・フリーアナウンサー・3児の母
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