本展は、玉井詞(たまいつかさ)氏が指導している「もみの木園」」の利用者の作品を中心に、南部町内の「祥福園」、「えがお」で制作された作品を展示した三施設合同の作品展です。
玉井氏(絵本作家・画家)は、「たまいつかさ自由画教室」を主宰して子供たちの想像力を育て、表現の楽しさを伝える活動をしています。また、30年近くもみの木園で障がい者アートの支援活動にも力を注ぎ、2000年からは「もみの木福祉会」のアート支援員を務めています。
玉井氏は、個人の自由なアート活動だけでなく、各個人の得意な描写を一枚の画用紙に共同制作することにより新しい作品を作り出す試みをしています。 コラボすることで、違った作品に変化し、さらに玉井氏が加わることによって、新しいアート作品を生み出しています。この結果、県展では二年連続の入選、米子市展でも市展賞、奨励賞を受賞しました。障がい者アートは未知の可能性を秘めており、この合作・コラボ作品はアート世界への挑戦とも言えます。
本展では、入選・受賞した絵画作品をはじめイラスト画(ポストカード)、陶芸作品、刺し子、ちぎり絵、グループで制作した壁掛け等117点を紹介しています。いろいろな発見に満ちた心温まる障がい者アート作品展をお楽しみください。
(南部町 祐生出会いの館
野口 玲子)
「さくら」(2017県展入選)作者/西岡和子 玉井詞 合作
作者/松岡久俊
「刺子」 作者/空場睦美
「夕焼け」 作者/祥福園さくらんぼ班有志
【開催期間】 | 令和2年2月11日(火)まで |
【開館時間】 | 9時~17時 |
【休館日】 | 火曜日、年末年始(12月29日から1月4日) |
【入館料】 | 一般:300円 高校・大学生:200円(15名以上の団体割引あり) ※身障者手帳所持者と介護者1名無料 |
【問い合わせ】 | 南部町祐生出会いの館 西伯郡南部町下中谷1008 TEL/FAX 0859(66)4755 |