あげそげコラム

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コラム掲載号:20190118

市民劇場は文化座の「三婆」

 時は昭和38年、金融業者の武市浩蔵は妾駒代の家で急死する。知らせを聞いて本妻の松子と浩蔵の妹タキがかけつけた。お互い〝カボチャ婆〟〝電気クラゲ〟〝キツネ〟と陰口をきいている三人の遭遇である。

 四十九日も無事に済ませると、タキが兄の家に住むのは当然と押しかけてくる、駒代も部屋を貸りて居座ってしまう。かくして本妻と妾と小姑の3ばばが同居することとなった…さて…

 

 

一月二十五日(金)開演18:30米子市公会堂大ホール。佐々木愛はじめ文化座公演。会員制だが当日入会可。

 老いること、生きていくこと、そして人と人の繋がりを笑いと涙の中で考える人間喜劇の傑作!問い合わせ0859-33-8695

 

 

コンサート米子例会

 

 世界が認めたカウンターテナー藤木大地と「今までに聴いたことがないようなギタリスト」(武満徹・評)鈴木大介の競演。

 藤木大地は2012年日本音楽コンクール優勝。一昨年四月、日本人カウンターテナーとして史上初めてウィーン国立歌劇場にデビュー。国内では今年三月には大阪フィル定期演奏会への出演が予定されるなど、その活躍はますますの充実をみせている。

 鈴木大介は横浜生まれ。 マリア・カナルス国際コンクール第3位、アレッサンドリア市国際ギター・コンクール優勝など数々のコンクールで受賞。新しい世代の音楽家として常に注目され続けている。

 コンサート米子(労音)一月例会一月二十七日(日)14:00開演

米子市文化ホール。会員制だが当日入会可。未就学児童はご遠慮ください。

無料託児事前申し込み要。問合わせ0859-34-3173

 

 

生田長江セミナー

 

 生田長江(ちょうこう)は鳥取県日野町出身。明治・大正・昭和初年まで文壇の重鎮の一人であり、女性解放運動の口火を切った文芸誌『青鞜(せいとう)』の生みの親。また、近代の西欧文化導入が庶民の幸福に結びつかなかったことから「超近代派」を名乗り、農業を大切にして庶民が幸福に暮らせる社会を求めた。

 「白つつじの会生田長江顕彰会」の二十六回目のセミナー。一月二十六日(土)13:30~日野町山村開発センター(日野町根雨の役場横)で。講師・河中信孝。内容は「続・日野町誌」に長江を紹介するにあたって見えてきたもの。長江が現代に及ぼしている影響・成果。入場無料。問い合わせ090-5375-0716

 

(河中信孝)

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